アイドル逃亡中!


Kyo「羅未亜さん、どうしたの?
なんかいい事でもあったの?」


私はなんだか照れくさくて、
人差し指で頬をかいた。


羅未亜「えっとね…?
いつも1人だったから、
おかえりって言われるのが久しぶりで…。」


そうするとKyoはへらっと笑って、


Kyo「そうか…そうだよね。…あ!!
じゃあこれから僕いつもここにいて、
毎日おかえりって言ってあげるよ。」


へらっと笑うKyoに、私は笑って言った。


羅未亜「ありがと。」


Kyo「えへへ~♪」



私は低いヒールのパンプスを脱いで、
リビングにKyoと向かった。









―――・・・この時は忘れていたの。




< 73 / 334 >

この作品をシェア

pagetop