アイドル逃亡中!
私は呼ばれた方を向く。
って………誰?
サングラスをかけた人は
私にずんずん近づき、目の前に来た。
私は頭の中でいろんなことを整理した。
仕事関係の人は…
羅未亜さんなんて呼ばない。
…後輩だってもう帰った。
まず会社にサングラスなんてはめてこない。
私は誰かわからないので、
恐る恐る尋ねた。
羅未亜「ど、どなたです…か?」
するとその人はにこっと笑って、
サングラスのフレームを少しだけ人差し指で上げた。
あ。