アイドル逃亡中!


繋がれた手を気にしないように、
注意を逸らした。


だって…



そんなに男に免疫はないもの。



羅未亜「で、どうしたの?」


手を引っ張っていたKyoの足が
止まって、くるっと私を見る。




Kyo「今日、買い物行かなきゃならないんでしょ?」



え…?




羅未亜「知ってたの?」


そう言うとクスリとKyoは笑った。


Kyo「羅未亜さんさぁ…

昨日冷蔵庫開けたとき、そう言ってたよ?」



The無意識。




…。



無意識に言ってたんだ…私。


本当に恥ずかしい。



てか…



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