アイドル逃亡中!
第11章『新婚さん!?』
私とKyoは私のいつも行っている
会社の近くのスーパーに向かった。
スーパーにつくまで、
Kyoとは手をつないだまま。
繋いだ手を私から外すこともできなくて、
タイミングも逃して…
…離せずにいた。
そんな私に気づかず、
Kyoは解放されたような顔つきで、
純粋にこの時間を楽しんでいるようだった。
Kyoはスーパーも初めてみたいで、
すっごく楽しそう。
時々スキップしてたり、
鼻歌(歌手だからうますぎ!)
歌ったりしてすごくご機嫌な様子。
なんだかそんなKyoを見ていると、
いつもの見慣れたスーパーですら
なんか楽しく思えてくるから不思議なもんだ。
スーパーのカートにカゴをのせて、
カートをひいて店の中に入る。