黒蝶


「おーい!!こっちー」


クラブの前に満さんと誠さんがいた。

2人は昼間とはまったく違う格好でかっこよかった。

・・・・クラブは凄く、あたしの知らない世界。


「すっごい・・・」


中はキラキラしてる。

ここにはあたしの知らないものが沢山ある。

踊ったり、知らない人と話をしたり。

高校生にみられた。

まぁ、年齢偽装はしてるけどね。


「陽菜ー」


「ん?」


「ど?クラブは」


「すっごく楽しい!!」


「でしょでしょ!!ここに来ると嫌な事忘れられてさー。幸せだし」


「うん。あたしもすっごい楽しい!!」


あたし達は楽しんでいる間にあっという間に午前1時。


「さ、そろそろ帰ろっか」


「そうだね」


「あれ?美亜達帰んの?」


「うん。陽菜、明日学校だしね」


あたしは小さくうなずいた。


「そっか、じゃあーまたな」


「うん。じゃねー」


満さんと誠さんと別れて、帰り道。



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