芽々さま上等!
芽々「なに?」
今まで話さなかったくせに、
今さらなによ…
あたしはあからさまに嫌な顔をした。
教室のど真ん中で意味もわからず、
止められて…
あたし、
早く座りたいんだけど…
??「お前、
俺様にケガさせたんだから、
当分パシリにしてやるよ。」
…はぁ?
俺様?パシリ?
芽々「はぁ?何いってんの?」
ザワッ
教室がざわめく。
ふいに手をぐいっとひっぱられて、
クッションくんの方に体が傾いていく。
目線の先には、
クッションくんが唇を近づけてくる。
ヤバい!!
無意識に手を構える。
すぐに体制を直して、
拳を握りしめて
ヤツの顔に目掛けて拳をかざす。
顔に当たる寸前で拳を止める。