芽々さま上等!
友達100人できるかなっ♪
クッション野郎
(むかついてるから、
クッション野郎に降格した)は、
結局授業が始まるのを無視して、
そのまま教室の扉を開けて出て行って
授業に戻ってくる様子は全くなかった。
あたしはむかついていたけど、
いつまでも教室のど真ん中で
立っているわけにもいかず、
腑に落ちない気持ちを抱いたまま、
しかたなく席に座った。
教室は騒がしいままだけど、
先生は仕方なく進めている。
なんなのよ…
あいつ!!
しかもあたしの名前…
何で知ってるわけ!?
そもそもなんで先生も
出て行こうとするのを注意しないのよ…!!
ムカムカしながら
授業を聞いていると、
隣の席の女の子が話しかけてきた。
??「木桜さん…?」
芽々「…なに?
えっと…」
ちょっと奴のことがあって
イライラしてたけど、
あたしは気を取り直した。
だって女友達欲しいもん。
仁菜「私、黒川仁菜(クロカワ ニナ)。
仁菜って呼んでくださいね。」
芽々「あたしは芽々でいいよ♪」