芽々さま上等!
学校の周りには
もちろん誰もいなくて…
最悪なことに、
門は閉まっていた……
やっちゃったなぁ〜…
…でも!
遅刻するわけにはいかない!!
あたしは覚悟を決めて、
門を一気に飛び越えた。
芽々「…よっと♪」
シュタッ!!
う〜ん♪
着地成功!!
10点満点かな…?
…なんてやってる場合じゃない〜!!
と、あたしは
すぐに冷静さを
取り戻し、また走り出した。
こんなこともあろうかと、
もう下見したあたしは近道をしようとした。
遅刻をする気満々?
…的な意見は聞かないよ♪
そうよ…そんな気はないわよっ♪
…たぶん。
あ、
この中庭を抜ければ…
近道っ!!
あたしを
侮らないでよね〜♪
と、意気込んで
草むらにジャンプした時だった。