芽々さま上等!
仁菜「芽々!!
愛我様のたまり場は屋上です!!
屋上にいるかもしれませんわ!!」
後ろから大きな声で叫んでくれた仁菜。
それに答えるように
芽々は振り返り、
ブイッとブイサインをつくり
校舎へ走っていった。
芽々「屋上ってここかなぁ…?」
屋上への階段を芽々はひとりで登る。
あたしがもし、
この時屋上に行かなかったら…
今あたしはどうなってたのかな。
『立ち入り禁止』
そう書かれた、
なんとも重そうな扉を開ける。
ギギィィ…
扉を開けると、
目の前には朝クッションにした
藍我蒼麻と…金髪の美少年がいた。
蒼麻「あ…お前…」
??「誰…?」
名前…
名前…あっ!!