芽々さま上等!



??「ねぇ~そぉ~ま♪
キスしよぉ~よ♪」


は?
キスぅうううう!?


蒼麻「は?」


??「ねぇ~いいじゃん~♪
キスしよぉ~♪」


中から聞こえるのは、
甘ったるい猫なで声。


…こびてるのがわかる声。


あの…
ここは学ぶところ!


学校なんですけど!!


あんたはそんなに媚びて、
なにを学ぼうとしてるんですかっての!!


…あ~やだやだ。


あたしの成績がかかってる
ペア授業をほったらかしにして、

女とベタベタとして…


本当にどうしようもないやつ。



あたしの成績まで、
あんたのわがままに付き合わせないでよね…


他を当たってほしいんだけど…。



??「ねぇ~そぉまぁ♪」



あ~…


なんだか腹立つ、
ムカつく、
うっとうしいっ!!


そしてあたしは怒りに身を任せて、
屋上の扉を蹴飛ばして開けた。




芽々「…ハッ!」




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