芽々さま上等!



叫んだあとにあたしは、
蒼麻と同時に叫んだことに気付いた。



…しかも同じ言葉を。



あたしは蒼麻の顔を見ると、
笑いがこみ上げてきて笑ってしまった。


蒼麻もあたしの顔を見るなり、
大声で笑い出した。


2人でひとしきり笑ったあと、
さっきあたしたちに生意気な事を言った
クソガキのいたところを見ると、


もうクソガキたちはいなくなっていた。



なんか腑に落ちないけど、
ちょっと楽しかったから…





まぁいいや。
すると、








ぐぅ~…


…ん?





…。






芽々「あたしじゃないよ?」


蒼麻「…俺様だからな。」


芽々「えらそうに言う事じゃないし。」


蒼麻「腹減ったから、
飯食いに行くか。」




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