芽々さま上等！

席につくと、
隣が空いていた。


隣空いてる…



ってか一番後ろの窓側の席が、
空いてるってもったいないなぁ。


なんて考えていると、
教室の扉が開いた。


ｶﾞﾗｯ



するとそこには…



さっき草むらを飛び越える時に、
クッションにしてしまった人の顔。



…あ!!さっきの!!
ちゃんと謝んなきゃっ！


芽々｢あっ!!｣


大きい声で叫んだせいか、
クラスの注目が
あたしに集まった。


あたしはすぐに立ち上がり、
さっきのクッションに
してしまった人のところまで
謝るために歩いていった。






あたしはクッションに
してしまった人の目の前に小走りで向かった。


芽々｢さっきはごめんなさい!!
踏んづけちゃって…｣



あたしは頭を下げて、
チラリと横目で
周りを見た。