超モテ子の秘密
私達は一緒にケーキを食べる。
「ごめんね。今までみたいに大きいケーキじゃなくて。」
私は手をとめて、弱い声で謝った。
「…別にいいよ。」
将太は手をとめず、間を置いて下を向いたまま言う。
やっぱり、将太いつもと違うような…。
気のせい…?
そんなことを思いつつも、ケーキを食べ終え、私は将太にプレゼントを渡すことにした。
将太に見つからないように自分のタンスの奥にしまっておいたグローブを取り、後ろ手に隠して将太に歩み寄る。
「将太、これ、誕生日プレゼント!」