超モテ子の秘密
そして、昼休みになった。
「さやか〜、宿題教えてくれないから先生に怒られたじゃん!」
理香は口を尖らせて拗ねる。
理香ったら、子供みたい。
「たまには、怒られたほうがいいのよ。」
私はそう言いながら弁当を食べ続けた。
「スキアリ!!」
私の弁当の卵焼きが理香の口へ。
「もう〜、理香!」
「さっきの仕返し。でも、さやかのお手製卵焼き美味しいんだよね。」
理香は味わって食べていた。
「このぐらい誰でも作れるよ。」
すると理香は、急に思いついたようにポンと手を打つ。
「そういえばさ、話し変わるけど、さやか、1年の竹内和也って知ってる?」