超モテ子の秘密
「何ですか?」
その子は首を傾げ、かなり不思議そうな顔をしている。
私は、思い切ってあの事を聞いてみることにした。
「違ってたら、ごめんね。
もしかして君、竹内和也君?」
「なんで俺のこと知ってるんすか?」
竹内君は目を見開き、とても驚いていた。
「やっぱり竹内君かぁ。私の友達から聞いたの。」
理香の最初の勘すごかったなぁ。
「あの、俺後輩だし、和也でいいです!」
少し恥ずかしそうに言う。
「じゃあ、和也君って呼ばせてもらうね。
前から私のことを知っていた
っていう噂も聞いてたから、
これでスッキリしたなぁ。」
「その話、折原先輩のとこまで広まってるんすか!?」
和也君は顔が真っ赤になっていた。
「うん。
私の友達の理香が言うには、女子の間じゃ和也君有名だって。
私は理香から聞くくらいで全然そういう情報知らないんだけどね。」