超モテ子の秘密
開けば、知らないアドレスからのメール――。
本文に目をうつすと、こうかいてあった。
――――――
折原先輩、和也です!
先輩の言葉、すごく嬉しかったです。
やっとスタートラインに、
先輩の隣に立てたみたいで。
俺、どんなに遠くはなれてても、
絶対これから先輩のこと
夢中にさせてみせますから!
――――――
和也君らしい言葉に、
私はつい微笑んだ。
そして、私はバスの窓からどこまでも続く青空を見た。
距離なんて関係ないよね。
――ちゃんと素直でいられれば――。
だって、
この空はどこまでも
つながってるんだから――。
―――End―――