超モテ子の秘密


「だって、陸人君以外の男子には全く興味ないじゃん。

で、陸人君とはうまくいってるの?」


な、なんで今その話を!?


「そ、そんなどうだっていいじゃん!」


「この話になるとさやかすぐ赤くなるよね。そこがかわいいけど。」


そんな赤くなってる!?

慌てて顔を隠した。

理香はオヤジっぽく笑う。


「もうからかわないでよ、理香~。」


「あはは、ごめんごめん。」


理香は笑ってて、全然ごめんなんて思ってなさそう。


「それで、その1年の子がどうしたんだっけ?」


私は話を元に戻した。


「あれれ、興味あるの?」


理香は悪戯っぽく笑いながら目を見開く。


「理香が私にそういう話をするっていうことは、何か理由があるんでしょう?」


そうじゃなきゃ、そんな話に興味のない私に話さないよね。


「さすが、さやか。勘がいいね!

その竹内和也君はね、マジでかわいくてイケメンで女子の間では今人気なんだよ。
で、その子が他の男子とは比べ物にならないくらいさやかのファンらしいんだよね。
学校からは遠い地区に住んでいるのに。」


ぺらぺらと理香が話す。


「ふ~ん。」


それがどうしたんだろう?






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