超モテ子の秘密
「まだ気付かないの、さやか?」
理香が心配そうに言った。
なんでそんな心配そうに聞くのかな?
「どういうこと?」
考えても考えても全く分からない。
「さっきの勘はどこへ言ったの?もうちょっと危機感持ってよね。」
理香は大きなため息をつき、腕組みした。
「えっ?」
私の頭の中は?でいっぱい。
何?何?
私、その子のこと知らないよ。
「本当にピンとこないの?」
理香は眉間にしわをよせ、今にも痺れを切らしそう。
「うん。早く教えてよ、理香。気になるじゃん!」
なんでこんなにもったいぶらせるの??
「さっきその子遠いところから来てるって言ったよね?」
「そうだね。」
あれ?…
も、もしかして…
「気付いた?まだ分からないけど、さやかの秘密その子にバレてるかもしれないよ。」
…えっ~~~~!!!!