超モテ子の秘密
忙しくても、いつもと同じ道で来ればよかった…。
今はとりあえず他の道で行くしかないよね。
でも、この辺のわき道入っても、
どこら辺に出るのか分かんないよ~!
だけど、戻ったらかなり遅れちゃうし…。
どーしよ!!
「折原先輩。」
「きゃっ!」
「昨日みたいなことはもうしませんから、そんなに驚かないでください。」
私の隣にはいつの間にか和也君が笑顔で立っていたのだ。
あぁ、和也君か。
びっくりした。
「先輩、こっちです。」
和也君は私の自転車をおしながら、細いわき道へと入っていく。
私はその後をついて行った。