超モテ子の秘密


「あっ、でも、折原先輩には、

俺のこと、弟のようには見てほしくないです。」


和也君は急にさっきまでとは違った真剣な目で私を見つめる。



この間もそうだったけど、この目にはつい少しドキッとしてしまう。


何か調子がくるう…。


私は戸惑って、目を逸らした。



「えっと、あっ、ま、前から気になってたんだけど、和也君なんであんなに強いの?」


とりあえず、話題を変えよう!

気になってたことだし。


「別に強くないですよ。」


和也君はサラリと答える。


「3人も相手に1人ですごかったじゃん!
強いよ!」




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