超モテ子の秘密
和也君は少し心配そうな顔をした。
「あっ、ごめんごめん。」
私は少し作り笑いして、いつものようにつくろう。
うまくできてるかは、
分からないけど…。
「あっ、もうそろそろ行かなきゃね!」
腕時計を見ると、もうすぐ昼休みが終わる時間。
「そうですね。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。」
和也君は手を合わせてそう言ってくれた。
「どういたしまして。」
お弁当はきれいに食べてあった。
よかったぁ。
私は片づけて席を立つ。
「じゃあ、またね。」
「ありがとうございました。」
私は和也君の少し心配そうな眼を背にその場を去った。