闇の中の華 番外編
いつもの鋭く真っ直ぐな瞳は影を潜めて目尻が下がり、顔が少し赤く染まっているような…


「はい」


私は小さな声で返事をした


「美帆」


光世さんはフゥと息を吐いて私の手を両手で握った
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