アタシがホストになった ワケ
新たなハジマリ
カシャカシャ…――カシャッ
カメラの前で萌にゃんスマイル
いつもと変わらない風景。
自分の番がおわり、着替えに
向かうトコで美香が駆け寄って
きた。
美香も同じ雑誌のモデル
をしている。
「萌にゃん!蓮クンと
別れちゃったってホント?」
――…どうやら、別れた理由は
蓮から聞いてないらしい。
『そぉなんだ〜萌華、
飽きちゃった。』
「えぇ〜あんなに仲良し
だったのに?何があったの?」
ふぅ、疲れる。
『ま〜いいじゃん?美香ちん、
ごめんね〜』
そういって、立ち去った。
萌華という、自分ではない
人間を演じるのは楽でいい。
感情を表に出したら、負けだ。
アタシに味方なんていないんだ。
胸が空くのを感じた。
カメラの前で萌にゃんスマイル
いつもと変わらない風景。
自分の番がおわり、着替えに
向かうトコで美香が駆け寄って
きた。
美香も同じ雑誌のモデル
をしている。
「萌にゃん!蓮クンと
別れちゃったってホント?」
――…どうやら、別れた理由は
蓮から聞いてないらしい。
『そぉなんだ〜萌華、
飽きちゃった。』
「えぇ〜あんなに仲良し
だったのに?何があったの?」
ふぅ、疲れる。
『ま〜いいじゃん?美香ちん、
ごめんね〜』
そういって、立ち去った。
萌華という、自分ではない
人間を演じるのは楽でいい。
感情を表に出したら、負けだ。
アタシに味方なんていないんだ。
胸が空くのを感じた。