アタシがホストになった ワケ
カタン――…
たかサンがグラスを静かに置いて、話しはじめた。
「で、萌華どうすんの?」
『え…どうするって?』
「このままでいいのか?
アイツはしつこいぞ?たぶん
自分には手に入らないものは
ないと思ってる。
萌華も、自分から振るつもりが、
振られたもんだから
気に入らないんだな。
当然もう一回付き合っても、
蓮から振ってくるだけだ。
めんどくさいけど、もう一回
付き合えば?そうすりゃ
簡単だろ?」
しばらく沈黙して、アタシは
答えた。
『たかサン、萌華にも許せない
ことはあるよ…』
「ヨッシャ!そうこなくっちゃ」
『え…?』
「俺は、さっきの話聞いて、
はらわた煮えくり返ったね。
俺が萌華なら絶対に仕返しして
やるって思ったけど、
萌華はどうなのか…
本心を知りたかった。
だから意地悪なこと言ったんだ。
ごめんな?」
たかサン、優しいな。
アタシにも拾う神いたかもな。
『ホントは悔しくて、萌華、負けず嫌いだから毎日
悔しかった。』
「オッケー。じゃぁさ、
俺に一つ提案があんだけど。」
『なんですか?』
「萌華、ホストになんない?」
は?―――……は?
今、なんと?
ホスト?
たかサンがグラスを静かに置いて、話しはじめた。
「で、萌華どうすんの?」
『え…どうするって?』
「このままでいいのか?
アイツはしつこいぞ?たぶん
自分には手に入らないものは
ないと思ってる。
萌華も、自分から振るつもりが、
振られたもんだから
気に入らないんだな。
当然もう一回付き合っても、
蓮から振ってくるだけだ。
めんどくさいけど、もう一回
付き合えば?そうすりゃ
簡単だろ?」
しばらく沈黙して、アタシは
答えた。
『たかサン、萌華にも許せない
ことはあるよ…』
「ヨッシャ!そうこなくっちゃ」
『え…?』
「俺は、さっきの話聞いて、
はらわた煮えくり返ったね。
俺が萌華なら絶対に仕返しして
やるって思ったけど、
萌華はどうなのか…
本心を知りたかった。
だから意地悪なこと言ったんだ。
ごめんな?」
たかサン、優しいな。
アタシにも拾う神いたかもな。
『ホントは悔しくて、萌華、負けず嫌いだから毎日
悔しかった。』
「オッケー。じゃぁさ、
俺に一つ提案があんだけど。」
『なんですか?』
「萌華、ホストになんない?」
は?―――……は?
今、なんと?
ホスト?