アタシがホストになった ワケ
カラーリングも終わった。
まるで別人。
髪型で、変わるもんだよね。
「スゲー、別人。(笑)」
『ホント、スッピンだし、
誰も気付かないよね(笑)』
「でも、やっぱ素材がいいから
なんでも似合うよ、マジで。」
『ありがと…(照)』
たかサンはポンとアタシの
頭を叩いて、ソファーの方に
行った。
「久々に、緊張したぜ、
手ぇ震えたよ。」
『え?なんで?』
「あ?だって、失敗できねー
だろ?」
あぁ、そうか、優しいな。
「たまに、ホストのやつで
もさい頭してる奴いると、
店で切ってやったりすんだけど、
ワケが違うからな。」
『そうだよ?大事な商品に
なるんだから、アタシ(笑)』
「ハハハッ…」
『でも、たかサンホント上手!
アタシ気に入ったよ。』
前髪長めのウルフで、
暗めの茶色がいい感じだった。
アタシは鏡の前にしばらくいて
色んな角度から見ていた。
「萌。お前の名前、考えたん
だけど。つけたい名前ある?」
『あぁ、そっか、源氏名か、
考えてなかったよ?』
「類って、どう?」
『あ、好き!カッコいい!』
「じゃぁ、決まりな。」
たかサンはうれしそうに笑った。
アタシ……類…か。
俺、か(笑)
まるで別人。
髪型で、変わるもんだよね。
「スゲー、別人。(笑)」
『ホント、スッピンだし、
誰も気付かないよね(笑)』
「でも、やっぱ素材がいいから
なんでも似合うよ、マジで。」
『ありがと…(照)』
たかサンはポンとアタシの
頭を叩いて、ソファーの方に
行った。
「久々に、緊張したぜ、
手ぇ震えたよ。」
『え?なんで?』
「あ?だって、失敗できねー
だろ?」
あぁ、そうか、優しいな。
「たまに、ホストのやつで
もさい頭してる奴いると、
店で切ってやったりすんだけど、
ワケが違うからな。」
『そうだよ?大事な商品に
なるんだから、アタシ(笑)』
「ハハハッ…」
『でも、たかサンホント上手!
アタシ気に入ったよ。』
前髪長めのウルフで、
暗めの茶色がいい感じだった。
アタシは鏡の前にしばらくいて
色んな角度から見ていた。
「萌。お前の名前、考えたん
だけど。つけたい名前ある?」
『あぁ、そっか、源氏名か、
考えてなかったよ?』
「類って、どう?」
『あ、好き!カッコいい!』
「じゃぁ、決まりな。」
たかサンはうれしそうに笑った。
アタシ……類…か。
俺、か(笑)