Luv!!!どっきゅんっ
「お前ほんと
誰にも言うなよー?」
「大丈夫です」
「まぁ2人の秘密だから」
2人の秘密
だとすればなんだか
かなり複雑な感じ。
「お前は?」
「えっ?」
「好きな奴くらいいないの?」
「まぁ…一応」
「まじ!?お前男とか
超興味なさそうだけどな!!
やっぱそーゆう歳かあ」
ふんふんと1人で
納得している先生を見て
自分が物凄く惨めに思えた
「んで…どんな奴?」
「えーっと最初は
苦手だったんです。
うざくてなんかあんま
気に入んなくて。
でも気付いたらみたいな」
「そっかぁ~
まぁお前なら叶うって!
いい奴だし可愛いし!!」
…可愛いって今
どんな気持ちで言ったの?
先生の一言一言が
私の中の感情を支配する。
「着いたぞ」
「ありがとうございます」
「母さんに遅れた理由
ちゃんと言うんだぞ?」
「はい。じゃあ」
「じゃあな」
教師らしい事を
言い残してまたエンジンをかけた