COLORS【金】怪盗バレン─女神の微笑み─
「千夜、予定通り頼む!」
「任せといて!」
ミッションスタートといきますか。
俺は乗ってきた車から降りると地下と繋がるマンホールの中に入った。
ここから警視庁までは三百メートルってとこかな。
中は真っ暗で薄汚くて鼻をつく臭いが充満している。
とにかく俺は警視庁の地下トイレに向かう地下道をひたすら走った。
当然のことだが外の様子は分からない。ただ、千夜が予定通りしてくれていれば、今頃、俺の偽物が空から侵入してくれているハズだ。
「そろそろか」
ちょうど俺がいる位置が端末の赤い点で示されている。どうやらここで地下道は終わりらしい。
「さて、ここからが問題だ」
俺が今持っているのは、ハイパー探知機とどんな硬い壁でも簡単に穴をあけられドリルだけ。
「やってみるしかねぇよな」
まず探知機にスイッチを入れ反応をみる。
今回は金の成分をインプットしてもらったから、それを感知すれば音が鳴るんだが。
ピーピー……。
「俺たちの勘は当たったみたいだな」
「任せといて!」
ミッションスタートといきますか。
俺は乗ってきた車から降りると地下と繋がるマンホールの中に入った。
ここから警視庁までは三百メートルってとこかな。
中は真っ暗で薄汚くて鼻をつく臭いが充満している。
とにかく俺は警視庁の地下トイレに向かう地下道をひたすら走った。
当然のことだが外の様子は分からない。ただ、千夜が予定通りしてくれていれば、今頃、俺の偽物が空から侵入してくれているハズだ。
「そろそろか」
ちょうど俺がいる位置が端末の赤い点で示されている。どうやらここで地下道は終わりらしい。
「さて、ここからが問題だ」
俺が今持っているのは、ハイパー探知機とどんな硬い壁でも簡単に穴をあけられドリルだけ。
「やってみるしかねぇよな」
まず探知機にスイッチを入れ反応をみる。
今回は金の成分をインプットしてもらったから、それを感知すれば音が鳴るんだが。
ピーピー……。
「俺たちの勘は当たったみたいだな」