憂鬱姫と俺様王子
ムカツク ☆空斗☆
なんなんだ、あの女.........

俺の精一杯の優しさを踏みにじりやがった。
ホント、顔はかっ、かわいいのに、性格図太すぎだろ。
「はぁ~。」
ため息まで出てきた。
「やっぱ、ムリなんじゃん。」
いきなり、俺の部屋の扉が開いた。
すると、そこにはひかるの姿が・・・。
「なっ、なんでひかるが居るんだよ。」
「おばさんに言って、空斗が帰って来る前に入れてもらってたんだよ。」
何食わぬ顔でひかるが答えた。
そう、俺の母さんはひかるのことをとても気に入っている。
俺が母さんだけには敵わないことを良い事にひかるに何度、いじられてきたことやら...。






< 10 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop