憂鬱姫と俺様王子
それから月日は流れ、あたしは彼を好きになってから、半年が経っていた。
「今日こそあたし、告白する。」
親友のメグの前であたしは宣言していた。
「えっ、まじ!?みみ、頑張りなよ。」
背中を押され、いざ告白へ。
と思ったものの、そんな勇気がまだあたしには無かった。
だから、手紙に思いをたくすことにした。
体育の時間はサッサと、みんな着替えて教室から出て行く。
それを見はからって、彼の机の中へ手紙を入れた。