守るもの〜平安〜
ほかの男たちとは少し違う格好をしている
もしかしてこの中のリーダーかしら??
「お話は後です」
結衣は妖鬼に向いたまま言った
「悪しき心より生まれしもの。我の名のもと、この地から消え去れっ」
勢いよく刀を振り下ろした
よしっ。
結衣は気を緩めて珀を呼んだ
しかし、
「ゆいっ!まだだっ!!」
えっ……‥??
妖鬼を見上げると結衣に襲いかかろうとしていた。
「きゃっ」
次にくる衝撃に備えて目をつむる━━━━が、
風をきるかんかく
目を開けると屋根の上に乗った珀の背中の上にいた
「珀っ!ありがと☆」
*