守るもの〜平安〜


『うむ。このあめ玉から邪悪な気配を感じるな。
この後このあめ玉はどうするのだ??』


と言ってあめ玉を結衣に渡すとゆいは後ろにいた珀に放り投げた。


それを見てみな驚いた顔をする

『なっ…。』


「これは珀という妖犬です。私の補佐役のようなもので、先ほどのあめ玉はこの珀が食べることにより浄化されます。」



『ほぉ…‥。』


解ってくれたのかな??

ちょっと不安…



「お話は以上なのですが…1つお願いがあります。」


『なにかな??』



「あの。町の情報などを得るために、陰陽師の方々と協力させて頂ければ…

ここのことは全く分かりませんし。」


『そうだなぁ。良いだろう、我々の町を守って下さるなら、協力しよう。

泊まる所などもないのだろう??ここに滞在していただいてかまわないからね。
わからないことがあれば、そこにいる建に聞いてくれ。

バカ息子だか、頼りにしてやってほしい。』


いわれて結衣は建を見た


バカ…‥


…‥息子?!



「えっ!?息子?!」




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