守るもの〜平安〜
畳の上に小さな机と座布団が置いてあるくらいだった。
まあ、荷物も本とかそんなもんでほとんどないし、生活するぶんにはこれで十分かっ。
「ありがと。」
中に入ると畳の匂いがした。
『ちょっと待ってて』
というと建は部屋を出てどこかへ行ってしまった。
「珀〜。今日からここが私たちの部屋だって。泊まるとこ見つかって良かったね♪」
「なにをのんきなっ。
長に報告しなくていいのか??」
「あっ、忘れてた。」
『結衣入るぞ』
「どうぞ。」
スッ
返事をすると建が入ってきたその後ろには…女の人??
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