守るもの〜平安〜
『今日は一緒にいたからいいけど、私がそばに居ないときは、お膳そのままで良いからね。』
「はーい。珀、そろそろ聞きに行こっか」
「ああ。」
スッ
結衣と珀は部屋を出て、さっき通った道を思い出しながら建の部屋へと向かった。
ここだよね…??
「珀、人型なっとけば??」
「なんで??」
「着物じゃないけど人型になって、誰だかわからず捕まるよりいいでしょ??」
「あぁ。それもそうだな」
そういうと珀は白髪で赤い瞳の青年の姿へと変わった。
「準備OKね??」
珀が頷くと、結衣は部屋にむかって声をかけた。
*