守るもの〜平安〜



ゆいが部屋の中へ入り、建の前へ座ると
後ろにいた人型になっている珀をみて、『そいつは?』と眉間にシワを寄せた



「あ、先ほど私と一緒にいた白い犬の珀です。
人型になった時はこの姿なので、よろしくお願いします。
まあほとんど犬の姿でいると思うけど‥



珀、犬になっていいよ」




結衣に言われて珀は犬の姿へと戻った。



建と誠は驚いた表情をしていたがすぐに戻る




『それで?何の用??』


「あの、妖鬼が現れるようになった頃のことから今までのことを話していただけますか??」


『わかった。‥その前に敬語は止めろ。』


そういうと建は話し始めた。




2ヶ月前くらいから妖鬼が現れるようになったこと、




今のところ死亡者は出ず、負傷者数名の被害で済んでいるということ、




自分たちでは倒すことが出来ず、術を使って追い払うことで人々を守ってきたこと。






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