守るもの〜平安〜




「うん。」










建のあとをについて歩き、着いた場所は殆どが細い道の路地裏の様なところだった。




こんな所によく出てくるのね。



そういえば、初めて此処にきて妖鬼と戦った時もこんな感じの所だったわね。







色々と今までのことを思い出しながら考えていると、『一つ、聞きたいことがあるんだ。』と建から話しかけられた。





「何?」




『妖鬼は夜行性なんだろ?それにいつ現れるかわからない。毎晩1人で見回るのか?』




「ううん。妖鬼は現れた時、気配で分かるの。

それに、1人じゃない。珀がいる。正確な場所まで珀が教えて連れてってくれるの。」





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