守るもの〜平安〜




『そろそろ着物見に行くか。』



「うんっ。」












『すいません。』



『はい、何でしょ。』




『こいつの着物を見立ててやってもらえますか?』



『畏まりました。お嬢さんこちらへ。』



「あっ、はい。」




お店のご主人に促されて、座敷へ上がり鏡の前にたたされた。



ご主人は奥から綺麗な色の着物をいくつか持ち出し、私に合わせてあれでもないこれでもないと悩んでいた。





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