treasure(宝物)
「納得してないで早くかきなよ」
「はい、はい!」
そして誕生日登場。
無理やり慶人を起こしてリビングに連れていった。
「なんなんですか?!朝っぱらから」
みんなで一斉にクラッカーを鳴らし、声を合わせて言った。
「誕生日おめでと~う!!!」
慶人は嬉しくなさそうな顔。
「慶人くん?」
「誕生日なんて祝うほどのモノでもないですよ」
「ちょっと!!」
あまりにも態度が悪い慶人に亜美が怒ろうとしたが、康平が「やめろ」と止めた。