treasure(宝物)



でも私は耐えられなかった。



「いろいろあるのはわかる。だからと言ってその態度はないんじゃない?誕生日はみんな大切なモノでしょ?」




「まあまあ、そんなむきになるなよ!慶人くんだったよね?これみんなから手紙。後で読んでね」




康平はそう言いながら、手紙を差し出した。
手紙を受け取るとケーキも食べずにさっさと部屋に戻ってしまった。






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