treasure(宝物)
入ってきた瞬間みんなの視線が私に向いた。
八歳くらいの女の子と、
高校生くらいの女の人と男の人と
小学6年生くらいと男の子と女の子と
まだ小さい五歳くらいの女の子が入ってきた。
「みんな座って!紹介します。
今日から家族になりました。藤井夏葉さんです。」
「藤井夏葉です…。よろしくお願いします」
「お願いします。私は長沢亜美(ながさわ・あみ)。性格は…ちょっと人見知りしたりもするけど家族の前ではいつもバカです。」
亜美の自己紹介に康平が言った。
「お前の性格なんか誰も聞いてねぇーよ!」
「うるさいな!初めて会うんだから、どういう人なのかな?とか思うでしょ!!だから自分から言ってるの!!
あっ!ごめん。まだ自己紹介の途中だったね。