treasure(宝物)
信じる気持ち
ご飯が食べ終わるとみんな部屋に帰ってしまった。私の部屋の前に幸がいた。
「どうしたの?」
「………」
幸は何も言わずただ私の目を見つめてる。首を傾げながら部屋に入ろうとした時、
「お姉ちゃん、優しい目してるね」
「えっ!!私?」
「うん…!」
こんな会話をしてると角から康平が幸の名前を叫びながら現れた。
「あっ!居た。どこに行ったのかと思っただろ!!」
「ごめんなさい…」
幸が謝った時、康平と目があった。
すぐに逸らしたけど…。
「行くぞ!」
幸は康平に連れられどこかに行ってしまった。
あの兄妹仲いいんだね。
「あっ!やばい!まだ片付け終わってない…」
急いで部屋に入り、片付けをしているとあっという間に時間は過ぎていった。