treasure(宝物)
亜美はゆっくりと警察官に近づいた。
「なんですか?」
「あなたの父親が昨晩いなくなりました。ここには来たりしてませんか?」
「…?!こ、ここにはき来てません」
亜美は何か隠してるようだった。
「じゃあ見かけたら教えて下さい」
そう言うと警察官は帰って行った。
「お父さんが危ない!」
亜美は慌ただしく飛び出して行った。
その後を愛理と私と康平が追った。
「危ないってなにがあったんだよ」
亜美の背中に康平が叫んでも、何かにとりつかれたように亜美は走り続けた。