treasure(宝物)



康平は照れくさそうに鼻のしたを人差し指で擦った。



「礼を言ってくれるとは嬉しんだけどさ、康平"くん"って言われるのがなんか気に食わない…。家族みたいなもんなんだから康平でいいよ」




家族か…!



「わかった。これからは康平って呼ぶ」


「うん」




康平が笑顔で頷いた。


ありがとう…康平。






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