海宝堂2〜魔女の館〜
「え?あ…そう…なるわ、ね…」

真剣な表情で聞かれ、目を泳がせながら答えると、ダートンは勢いよく膝を叩いたかと思うと、立ちあがり、満面の笑みを浮かべて、シーファに手を差し出す。

立たせてくれるんだ、結構紳士的…と思い、手を伸ばしたのをシーファは後でかなり後悔する。
手を掴んだダートンは一気にシーファを引き上げると、がっちりと腰を掴んだ。





「へ?」





「それなら、俺の女になれ。」





言うと同時に、目の前に顔が近づいて、唇に柔らかい感触が重なる。
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