海宝堂2〜魔女の館〜
暗い道を進むにつれて、周りを包む空気が熱くなっていく。この程度走ったくらいで汗が垂れてくるなんて鍛え方をしてはいない。
大きく曲がった道の先は赤く染まっていて、そこからはたいまつもいらなかった。
「なんだよ、この暑さはよ~」
「…この島は海底火山の影響で出来た島のようだな。」
細かった道が開け、ちょっとした広間ほどある場所に出る。広間と言っても実際に動けるスペースはその半分ほどしかない。なぜなら、あとの半分は足場が無く、遥か下にマグマの湖が広がっているからだ。
ダートンはそっと足場のギリギリの所に立ち、下を見下ろす。マグマはゴポゴポと泡立ち、まるで誘っているかのように波打っていた。
「こりゃ、落ちたらおしまいだな。」
「そうよ、それが何であろうと、誰であろうともね。」
大きく曲がった道の先は赤く染まっていて、そこからはたいまつもいらなかった。
「なんだよ、この暑さはよ~」
「…この島は海底火山の影響で出来た島のようだな。」
細かった道が開け、ちょっとした広間ほどある場所に出る。広間と言っても実際に動けるスペースはその半分ほどしかない。なぜなら、あとの半分は足場が無く、遥か下にマグマの湖が広がっているからだ。
ダートンはそっと足場のギリギリの所に立ち、下を見下ろす。マグマはゴポゴポと泡立ち、まるで誘っているかのように波打っていた。
「こりゃ、落ちたらおしまいだな。」
「そうよ、それが何であろうと、誰であろうともね。」