海宝堂2〜魔女の館〜
「住んでるのよ。この島に来てからだから長くはないけど、結構気に入ってるの。」
「へぇ…そりゃいい趣味してるぜ。」
「趣味?冗談でしょ?利益がなきゃ、こんなとこに住まないわ。」
「利益…?」
女は隠していた左手をゆっくりと前に差し出す。一瞬体に力が入るが、すぐにそれは解かれた。
彼女が手にしていたのは、一本の笛。
フルートほどの長さの横笛で、銀に輝き、紫の宝石がはめ込まれている。
それを見ると、ダートン、バンズの顔色が変わる。
「なるほど、お宅はトレジャーハンターってとこか?その笛は伝説の武器の一つってことか。」
「そうよ。トレジャーハンター、マティリ。この子は『魅音(みね)』。この子の能力は…知ってるわよね?」
魅音に軽く口付けて、マティリは笑った。
その行動に神経が逆撫でされ、睨みつけるシーファを横目で見ながら、その語りは止まらない。
「へぇ…そりゃいい趣味してるぜ。」
「趣味?冗談でしょ?利益がなきゃ、こんなとこに住まないわ。」
「利益…?」
女は隠していた左手をゆっくりと前に差し出す。一瞬体に力が入るが、すぐにそれは解かれた。
彼女が手にしていたのは、一本の笛。
フルートほどの長さの横笛で、銀に輝き、紫の宝石がはめ込まれている。
それを見ると、ダートン、バンズの顔色が変わる。
「なるほど、お宅はトレジャーハンターってとこか?その笛は伝説の武器の一つってことか。」
「そうよ。トレジャーハンター、マティリ。この子は『魅音(みね)』。この子の能力は…知ってるわよね?」
魅音に軽く口付けて、マティリは笑った。
その行動に神経が逆撫でされ、睨みつけるシーファを横目で見ながら、その語りは止まらない。