海宝堂2〜魔女の館〜
「私はトレジャーと言っても、宝石専門なの。この笛はまさに私の為にあるような笛だわ。笛に付いているこの宝石もいいけど、やっぱりその能力が生みだすこっちの方が大好き。」
マティリがそう言うと、後ろから1人の影が近づく。
「なっ…!」
「ほぉ~いなくなったと思ったら…」
「彼、女の趣味悪くないか?」
マティリの隣に立ち、胸に伸ばされた手を振り払うこともなく、それに応えるようにマティリの腰に手を伸ばす。その目は彼女に向けられ、こちらを見ようともしない。
その見なれた横顔は、ガル、その人だった。
「ガルっ!」
飛び出そうとするシーファをダートンが止める。睨み見上げると、黙って首を振って止められた。
「様子が変だ。今は、止めとけ。」
「でもっ…!」
マティリがそう言うと、後ろから1人の影が近づく。
「なっ…!」
「ほぉ~いなくなったと思ったら…」
「彼、女の趣味悪くないか?」
マティリの隣に立ち、胸に伸ばされた手を振り払うこともなく、それに応えるようにマティリの腰に手を伸ばす。その目は彼女に向けられ、こちらを見ようともしない。
その見なれた横顔は、ガル、その人だった。
「ガルっ!」
飛び出そうとするシーファをダートンが止める。睨み見上げると、黙って首を振って止められた。
「様子が変だ。今は、止めとけ。」
「でもっ…!」