海宝堂2〜魔女の館〜
「目を見てみろ。さっきのリュートとか言う坊主と同じだ。暴れることは無いみたいだが、自分の意思じゃないようだ。」
クスクスとマティリが笑う。
「そう。今やこの人は私の操り人形。もちろん、もう1人の坊やもね。ここに居ないってことは、足止めに失敗したのね。役立たず。」
吐いて捨てる言葉に怒りが抑えられない。口を開けば叫んでしまいそうだ。
代わりにダートンが話しを進める。
「それも、その笛の能力か?」
「そうよ、ほら、綺麗でしょ?こっちの翡翠のような緑色のが彼の記憶。で、こっちの琥珀のような黄色のがあの坊やの記憶よ。
魅音の能力は記憶を結晶化するの。その記憶が美しければ美しいほど、結晶化した宝石も美しいのよ。そして、記憶を抜かれた人物は魅音の音色で私の操り人形になる。ホントに、素敵…。」
クスクスとマティリが笑う。
「そう。今やこの人は私の操り人形。もちろん、もう1人の坊やもね。ここに居ないってことは、足止めに失敗したのね。役立たず。」
吐いて捨てる言葉に怒りが抑えられない。口を開けば叫んでしまいそうだ。
代わりにダートンが話しを進める。
「それも、その笛の能力か?」
「そうよ、ほら、綺麗でしょ?こっちの翡翠のような緑色のが彼の記憶。で、こっちの琥珀のような黄色のがあの坊やの記憶よ。
魅音の能力は記憶を結晶化するの。その記憶が美しければ美しいほど、結晶化した宝石も美しいのよ。そして、記憶を抜かれた人物は魅音の音色で私の操り人形になる。ホントに、素敵…。」