海宝堂2〜魔女の館〜
「それも、時間の問題よ。私の手の中に彼の記憶がある限り、記憶は私色に染まっていくのよ。時間はたっぷりあるわ。私だけを愛するような幸せな記憶に変えてあげる。」
「やめて!ガルの記憶はガルのものよっ!勝手に誰かが書き換えていいものじゃないっ!」
叫ぶシーファにマティリは小さく舌打ちをする。
「…またそんな偽善を…
素直に言いなさい。自分のことを忘れられて悔しいんでしょ?他の女の側にいて欲しくないんでしょ?ガルの記憶とか言って、本当は自分のことだけ覚えてれば他はどうでも良かったんじゃないの?」
「違うっ!私のことだけなんて…そんなの本当の記憶じゃないっ!ガルには…私と会う前から、大切な思い出が沢山あるのっ!リュートとニーナと3人で旅した大切な思い出。それをどうでもいいなんて、絶対に思わないっ!」
「…わかったわ。」
マティリはそう言うと、ガルをシーファに対峙させ、砂時計を取りだす。
「10分、時間をあげるわ。ガルの攻撃に耐えることが出来たら、記憶、返してあげる。」
「やめて!ガルの記憶はガルのものよっ!勝手に誰かが書き換えていいものじゃないっ!」
叫ぶシーファにマティリは小さく舌打ちをする。
「…またそんな偽善を…
素直に言いなさい。自分のことを忘れられて悔しいんでしょ?他の女の側にいて欲しくないんでしょ?ガルの記憶とか言って、本当は自分のことだけ覚えてれば他はどうでも良かったんじゃないの?」
「違うっ!私のことだけなんて…そんなの本当の記憶じゃないっ!ガルには…私と会う前から、大切な思い出が沢山あるのっ!リュートとニーナと3人で旅した大切な思い出。それをどうでもいいなんて、絶対に思わないっ!」
「…わかったわ。」
マティリはそう言うと、ガルをシーファに対峙させ、砂時計を取りだす。
「10分、時間をあげるわ。ガルの攻撃に耐えることが出来たら、記憶、返してあげる。」