海宝堂2〜魔女の館〜
机の上に乗っていたのは、金で装飾された両手で抱えられる程度の宝石箱。
だが、ニーナ達が驚いたのは箱ではなく、無防備にも開かれたままの箱から溢れんばかりに詰められた色とりどりの宝石だった。
「コレって…記憶の?」
「村中…いや、この島に商売で来た奴らのも入っているんだろう。」
「凄い数。あの女、欲の塊ね。」
「コレ、全部割れば、村の人達の記憶戻るんだよな?」
宝石箱を持ち上げ、全部いっぺんに落とそうとするリュートを慌てて止める。
「これは外に出てからの方がいいと思う。こんな狭いところで煙が充満したら…」
普通の煙ではないからなんとも言えないが、人の記憶が狭い部屋に充満して、もし記憶が混ざってしまったりしても良くないので、洞窟を出た後に宝石は割ることにした。
ふたをしようとするリュートをニーナが止める。
だが、ニーナ達が驚いたのは箱ではなく、無防備にも開かれたままの箱から溢れんばかりに詰められた色とりどりの宝石だった。
「コレって…記憶の?」
「村中…いや、この島に商売で来た奴らのも入っているんだろう。」
「凄い数。あの女、欲の塊ね。」
「コレ、全部割れば、村の人達の記憶戻るんだよな?」
宝石箱を持ち上げ、全部いっぺんに落とそうとするリュートを慌てて止める。
「これは外に出てからの方がいいと思う。こんな狭いところで煙が充満したら…」
普通の煙ではないからなんとも言えないが、人の記憶が狭い部屋に充満して、もし記憶が混ざってしまったりしても良くないので、洞窟を出た後に宝石は割ることにした。
ふたをしようとするリュートをニーナが止める。