海宝堂2〜魔女の館〜
『その女は人間になりたいが為に、私に声を差し出したんだ!欲にまみれたその女のどこがいい!?』
『彼女は僕の為に人間になろうとしてくれた!それを欲にまみれたものだとは僕は思わない!』
『何をバカな!その女は人間になれさえすれば、お前の事などどうでも良かったんだよ!だから、言葉も交わすことが出来ないと知りつつも、契約のサインをしたんだ!』
『違う!僕なら…彼女を愛してる僕なら、気づいてくれると信じてくれたからだ!
そんなこともわからない、愛を知らないお前に、僕達を引き裂くことなんて出来ない!この身に変えても彼女を取り戻す!』
言葉を奪われた姫を抱きかかえ、愛する人を守るために王子は、怒りを込めた視線と剣先を<彼女>に向けた。
『彼女は僕の為に人間になろうとしてくれた!それを欲にまみれたものだとは僕は思わない!』
『何をバカな!その女は人間になれさえすれば、お前の事などどうでも良かったんだよ!だから、言葉も交わすことが出来ないと知りつつも、契約のサインをしたんだ!』
『違う!僕なら…彼女を愛してる僕なら、気づいてくれると信じてくれたからだ!
そんなこともわからない、愛を知らないお前に、僕達を引き裂くことなんて出来ない!この身に変えても彼女を取り戻す!』
言葉を奪われた姫を抱きかかえ、愛する人を守るために王子は、怒りを込めた視線と剣先を<彼女>に向けた。